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Golf G.O.A.T. vol.4
-Calvin Peete: 精度の追求--
前回のコラムではピートの生い立ちを中心に語ったが、今回は彼のプロとしての実績や功績を語っていこう。彼がどのようにしてMr.Accuracy (ミスター精度) とまで言われるようになったか紐解いていく。
驚異的数字
1981年から1990年までの10年間、ピートはPGAツアーにおいて、計10回もドライビング精度でトップを獲得。その期間、彼のフェアウェイヒット率は驚異の約82%に達し、その一貫したティショットの精度は、彼のゴルフのマスタリーと完璧主義への献身を象徴していた。さらに、彼はこの期間中に3回も賞金ランキングでトップ5に入る成績を収めた。 以下は彼が1980年から1990年の間叩き出した驚異的なドライビング精度の数字だ。
1980: 78.74% (2nd)
1981: 81.86% (1st)
1982: 81.29% (1st)
1983: 84.55% (1st)
1984: 77.53% (1st)
1985: 80.56% (1st)
1986: 81.69% (1st)
1987: 83.04% (1st)
1988: 82.49% (1st)
1989: 82.63% (1st)
1990: 83.67% (1st)
1985年のプレイヤーズ選手権での勝利は、カルヴィン・ピートのゴルフキャリアにおいて不滅の栄誉をもたらした。TPCソーグラスの厳しいスタジアムコースでの4ラウンドを、70-69-69-66という素晴らしいスコアで終え、最終ホールでのバーディーにより彼は初優勝を手にした。この一戦により、彼はスポーツ界で伝説的な地位を確立することとなった。
ピートのキャリアを通じて、彼の驚異的な精度は常に称賛されてきた。信じられないことに、彼はプロゴルフの1200ラウンド以上をプレーしてきたが、たった一度しかボールをアウト・オブ・バウンズ (OB) に打ったことがなかった。これは驚異的な数字で、今まで誰も到達したことがない神の領域である。それ以外のピートによる主な実績は以下となる。
- PGAツアーにおいて10シーズン連続でドライビング精度でトップを記録
- PGAツアーでの12勝
- 3度の賞金ランキングトップ5入り
- 1985年にTPCソーグラスでのプレイヤーズ選手権を制覇
- 1984年に最低スコア平均のヴァーダン・トロフィーを受賞
- 1983年と1985年に米国ライダーカップチームのメンバー
2015年4月29日、71歳でこの世を去ったカルヴィン・ピートは、その遺産を称えられるべき存在である。彼のコースでの偉業だけでなく、逆境を乗り越えた彼の強靭さも忘れてはいけない。彼の物語は全てのゴルファーにとってのインスピレーションであり、決意と献身的な姿勢は何でも可能にするという事を示している。