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Last Major in Valhalla

-ヴァルハラ最後のメジャー-

ヴァルハラ最後のメジャー

先日行われた2024全米プロゴルフ選手権。劇的なバックナイン対決でザンダー・シャウフェレがブライソン・デシャンボーとビクトール・ホブランドを引き離してPGAチャンピオンシップを勝ち取る結果となったが、これがヴァルハラで見られる最後のメジャーチャンピオンシップになるかもしれない。

経済面

2000年にヴァルハラを買収した全米プロゴルフ協会は2022年に売却し、その資金を基に、協会本部のあるテキサス州フリスコにコースを建設している。このコースは既に2027年、そして2034年と断続的にメジャーの開催が予定されている。このトーナメントは今後数年で、シャーロット、フィラデルフィア、ダラス、ニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントン D.C. などのより大きな市場に向かう予定だという。ルイビル州という犯罪率も高く、大きな市場でもない都市にあるヴァルハラで、開く理由が見当たらないというのが経済的な視点だ。

2つの出来事

2つの出来事

そして何よりこのヴァルハラでのメジャー開催期間中、二つの衝撃的な出来事が起きた。最初に起きた事件は5月17日、現地時間4:45に起きた死亡事故である。この事故は男性がヴァルハラ近くの道路を渡ろうとしたところ、シャトルバスと衝突するという悲惨な事故であった。男性は病院に搬送される前に帰らぬ人となった。

周囲は騒然とし、一時ヴァルハラへのエントランスを閉めていた。ここで偶発的に起きたのが、世界最高のゴルファーであるスコッティ・シェフラーの逮捕である。シェフラーは会場に向かっていたが、エントランスが締まっていたので会場に入ることができなかった。そこで警備に当たっていた警官と口論になり、公務執行妨害で逮捕された。その後シェフラーは解放されたが、彼自身が受けたプレッシャーやフラストレーションは言うまでもないだろう。この事件により、シェフラーが本調子を出せなかったのではないか?という意見すらある。 PGA チャンピオンシップの規模は年々拡大しており、ヴァルハラのインフラストラクチャーはもはや適切ではないと考えるべきだ。

ヴァルハラの今後

ヴァルハラの今後

これらを踏まえた上で全米プロゴルフ協会が通常の PGA ツアー会場としてならまだしも、ヴァルハラでメジャーを開く理由はないであろう。メジャーは年に4つしかなく、そのうちの1つは毎年同じコースで開催される。多様性が求められる昨今、ヴァルハラは既に候補にないのだ。我々はヴァルハラでのメジャー開幕と別れを告げる時が来たのかもしれない。

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